名ばかり正社員の特徴と意味│残業代とボーナスなしの環境から脱却する方法
この記事にたどり着いたということは、恐らく名ばかり正社員というキーワードで検索を掛けた方かと思います。
あまり聞きなれない言葉ですが、少なくとも良い言葉ではないことだけはわかりますよね(笑)
この記事を執筆している僕も過去に名ばかり正社員と揶揄される立場にいた人間です。
現在はどんなことをしているかはこちらの記事を読んでいただけると、大まかに僕のことがわかります。
→斉藤紹太(しょーりん)のプロフィール
今回は名ばかり正社員の意味や特徴について、実体験も含めてお伝えして行きます。
名ばかり正社員の意味と特徴
まず一般的な名ばかり正社員の定義についてです。
名ばかり正社員とは、
非正規雇用とあまり変わらない労働条件・環境で雇われたブラック企業の正社員の事。参照:wikipedia
意味については、その名の通りですよね。
わかりやすいところで言えば、ボーナスがなかったり、残業代が支給されないなど。
名ばかり正社員という言葉を知ったのは、新聞の見出しでそのような待遇で働いている人が増えている記事を読んだことがキッカケです。
そこに書かれていた事例があまりにも自分に当てはまっていたので、夢中になってその記事を読んでいたことを覚えています。
新卒で就職した会社が当てはまっていたことはかなりショックでした 笑
僕がサラリーマンであった頃の事例で言うと、
・残業代は支給されず固定給(明細上では支給されていることに)
・賞与ありと記載されていたがないこともあり
・試用期間後は残業ゼロで帰れた日がない
・帰社は終電ギリギリが恒常化
・ぶら下がり社員の比率が多い
・土日祝日も仕事になることが増えていった
色々と列挙して、文句が口から出かかっている状態ですが、最初からこういった労働環境であったが故に良かったこともありました。
激務の辛い環境であっても良かった事
個人的な考えですが、仕事も対して知らない新卒だったこともあって、支給されるお金が少なかったことについては仕方がないと思っていました。
何よりも気に入らなかったのは、大して働きもしない人が多かったことと、遅くまで仕事をしている人が正義という考え方であまりにも時間的な自由がなかったことです。
ただ、そんな中でも嫌だという気持ち以外に得られたもの・良かったと思えることは今考えると多々あります。
一人で任される裁量の仕事が多かった
不幸中の幸いかもしれませんが、一つの仕事を受けてから終えるまでの経験をしっかりとできたことは大きかったです。
会社は常に人手不足かつ一人が担う仕事量が多かったことから仕事の始まりから終わりまでを経験する機会が多々ありました。
営業→受注→段取り→制作or代行→納品→入金と、仕事の一部に携わるだけでなく一連の流れを知ることができたことは自分の財産になっています。
そういう意味では、研修だけで1年間あるといった仕事よりかは成長スピードは早かったかもしれません。
自分でなんとかするマインドが得られた
会社に所属する全て人が経験のないことを任されることも。
そのため、上司や先輩方に質問をしても教えてもらえないこともしばしば。
自分で調べるしかなく、検索したり、書籍を買って勉強することでこなしていけた仕事もありました。
ココらへんは独立してからも必要な部分なので、会社員の時点で養えたことは非常に大きかったですね。
辛いと思う基準のハードルが高くなった
入社してから最初のうちは優しくされていました。
しかし、2週間経ったぐらいから急に通常の社員のように扱われ始めたので、それからは息の休まる間がありませんでした。
常に仕事が山積みで、クライアントからは怒られ、上司からも詰められて逃げ場がない時は精神的にかなり辛かったです 笑
しかし、社内の人は口だけは『大丈夫?』と心配をするが絶対に助けてくれないことを理解した時から、どこか覚悟が決まって辛さが一切なくなっていきました。
その段階で副業でブログを始めて『会社をいつか辞めよう』と決意しました。
ちょうど入社4ヶ月目の段階ですね。
名ばかり正社員から脱却する方法
待遇の良い会社へ転職する
方法だけで言えば、転職という選択肢もあります。
僕も副業をしてはいましたが、転職することも視野に入れていました。
辞めた段階ですぐに別の会社に勤められるように密かに転職活動もしていたくらいです。
転職するかどうかは目的次第ですが、時間的自由もそれなりにある仕事は探せばあります。
自分が求めるライフスタイルを送れる可能性がある場合は転職も良いでしょう。
当時の僕は時間が欲しいと思っていたこともあり、夜はできない仕事を探し、測量の仕事をすることを考えていました。
しかし、自分の中では根本的に解決したい問題が異なっていました。
別に今の会社よりもただ楽なところに行きたいわけではないと。
そう簡単に会社員としての給料は大きく上がっていかないし、今やどんな会社も状況が一気に変わることさえあります。
仕事を通してやっていきたいこともあったので、それを実現できる方の選択肢を選びました。
自分で独立起業する
独立とか、起業などという言葉を使うといかにもすごいことをするように聞こえは良いです。
けれど、起業というだけであればブログを立ち上げて人を集めて広告を見てもらうことも起業の一つと言えます。
ブログで副業を始めた段階では、独立しようとまでは考えていませんでした。
ただ、毎日コツコツと記事を書いていくことで、ちょっとずつ伸びていく収益額を見て”自分でお金を稼いでいる”という高揚感が得られました。
自分自身の力で稼いでいければ、時間の自由も作れるし、やりたいことを実現できると思ってからは独立することも考え始めます。
その語、ブログで月8万円の収益が上がった段階で早々に独立してしまいました。
僕のような見切り発車はおすすめしませんが、副業でブログに取り組み始めることは誰でもできます。
実際に、かなり激務のなかサラリーマンをしながら副業で成果を上げた僕のクライアントさんもいます。
小さいところからのスタートかもしれませんが、僕が名ばかり正社員という環境から抜け出せた実体験に基づく方法が【ブログ】です。
結局はやるかやらないかで自分のいる環境は変えられる
転職にしても、起業にしても行動することで自分のいる環境は変えられます。
反対に行動しなければ今の状況を変えることはできません。
今の自分はどう状況を変えていきたいのか目的をはっきりさせて行動に出ることを強く推奨します。