2000kgのゴミ捨てを手伝ったら480万円の戸建てが220万円で買えた話
2020年1月に不動産業界にも参入。
きっかけはYouTubeです。
分析のために様々な動画を分析していたときに見つけた1本の動画が僕の心を動かしました。
リゾートマンションを購入して、自ら理想の部屋にDIYしている動画です。
「うおおおおお!かっこえええええ!俺もやりてえええ!」
と思って自分でもできないかと調べ始めました。
すると、他にも似たようなことをやっている人は
世の中にいっぱいいることに気が付きます。
「ほう、古い戸建てを再生して賃貸に貸し出すビジネスがあるのかー」
まず基本的な知識を本で学び、大家の会なるもののセミナーに参加してみることに。
大家の会のセミナーに参加:世の中には大家さんが大勢いる
セミナーには100人以上の人が参加しており、もうすでに大家業をやっている人がたくさんいました。
こんなに大家さんっているんだ!という
驚きと同時に失敗している人も数多くいることを知ります。
扱う金額も数百万から数億とか大きな金額なので、最悪破産するリスクもある世界です。
ブログとかYouTubeとかネットと比べると金銭的なリスクは高いなーと思いましたね。
これはちゃんと詳しい人達と関わって学んだ方が早いと思い、
2019年12月に年会費50万の大家の会に参加することを決めます。
そこにはすでに何億もする物件を持っている熟練大家さんもいれば、
これからスタートする物件を持っていないルーキーまでレベルは様々。
僕はもちろん物件を持たないルーキーの1人です。
自由に動かせる純粋なお金は400万円。
唯一のアドバンテージは父が内装業の職人であること。
自己資金とアドバンテージを活かして、
築古戸建てからスタートすることに決めます。
残置物撤去という名のゴミ捨てに参加して肉体労働をキメる
そこで早速大家の会で面白そうなイベントが。
「年始早々に残置物撤去」
今でも覚えている。ゴミ捨ての手伝いです。
築古戸建てに取り組む大先輩が主催者で、参加者にはその戸建ての入手経緯や戦略などを教えてもらえるとのこと。
端的に言えば、ゴミ捨てという肉体労働を手伝うことで先人の知識を共有してもらえる機会です。
速攻で申し込んで当日やる気満々で臨んだのですが当日物件について面食らいました…
こちらの物件は残置物をそのまま残した状態で買い取ることで安く仕入れたとのこと。
動画などでもこういう現場を見たことあったけれどやっぱり生で見ると圧倒されますね(笑)
これを6人で1日でバシバシ捨てていきます。
家の中から家電などを運び、庭の草木を切ってトラックにドンドン積んでいく。
早朝から集まってなんだかんだ夕方まで掛かりました。
トラック2台分あって捨てたゴミの量は2000kg(2トン)!
バチバチの肉体労働なのでヘトヘトになりましたね(笑)
初めて会う人ばかりの中で黙々とゴミ捨てを手伝っていたので、このとき集まった人とはだいぶ仲良くなれました。
(イベントの主催者の方が僕にとっては不動産のメンターになります)
ゴミ捨て終了後の打ち上げで戸建て再生の知識を養う
この日、ゴミ捨てが終わった後にガストで食事をしました。
その際に訪れた物件の「購入経緯」や「なぜ安く買えたのか」、「融資の裏話」、「戸建て内見時に見る場所」など生の情報を聞くことができたのです。
本や動画やネットの情報だけでは得られない知識があるんだなと思った瞬間。
実際に見た物件の事例を事細かに共有してもらえることで、今までなんとなく理解していたことの点と点がつながって線になるような感覚がありました。
このときの学びで戸建て再生の流れがより鮮明に。
また、このとき参加していたメンバーの方に戸建て再生を始めて1年ほどの先輩がいたことが後々大きな気付きに繋がります。
初の戸建て内見:不動産業界のスピード感にビビる
大家の会の中で格安な戸建ての情報がでました。
すぐに問い合わせをして内見希望の連絡を入れたけれども僕はメールしたのは3番手。
1番と2番の人が買わないとなれば、やっと自分の購入する選択権が得られます。
不動産の世界はいい物件が出たら、秒で売れるというのは耳にしていましたがそれにしてもびっくりしました。
ここで良い物件はスピード勝負であることを学びます。
1番手はゴミ捨てのときにいた戸建て再生始めて1年ほどの先輩大家さんでした。
「おー、しょーりんやん。内見行くんなら一緒にいくか?」
と、一緒に車に乗せてもらって内見に行けることに!
先輩大家さんと一緒に内見できる機会が作れたことで、リアルタイムでどこを見て物件判断をしているかを観察できました。
傾きがある物件である部屋は入ると少し気持ちわるくなるレベル。
「こんなの買って大丈夫なのか?」
と、思っていたら先輩大家さんは買付をその場で入れます。
経験や知識があることでその場でリスクを把握して、そのリスクを自分でクリアできるかを即判断する必要があることを学びました。
そのまま僕に購入判断の機会がやってくることなく先輩大家さんが戸建てを現金買いしていったのです。
「これが不動産業界のスピード感なんだな」と体感で学んだ瞬間でした。
リアルの場で得た知識を持った状態でチャンスが舞い込んでくる
また大家の会に戸建ての情報が流れてきます。
それに前回出てきた戸建てよりも確実にいい物件だと僕でもわかりました。
売出し480万円の物件を250万円まで値下げしてくれている状態だったからです。
秒で問い合わせして、速攻で内見の予約を入れます。
なんと一番手!内見の日程も僕が一番でした。
このときは知りませんでしたが僕の後ろには8人も内見の予約が入っていることを後で知ります(それだけ割安の物件だった)
内見前に調べられることは調べて賃貸需要があることも確認。
ゴミ捨てで得た知識と、内見時に先輩大家さんのチェックしていた部分を学びなおしてリスクも想定。
内見当日には買付証明書を持って物件を見に行きます!
30分ほどの内見。
2階には雨漏り。
軒天も破れている状態でした。
他にも洗面所の床が壊れているなどありましたが、どの課題もクリアできそうと判断。
しかし!1つだけ事前に聞いていた話とは違うことがありました。
軒天の破れている箇所は1箇所と聞いていたのですが、もう一箇所壊れていたのです。
そこは足場も組まないと修繕できない場所だったので、不動産仲介の方に交渉して250万円は確定だったところ220万円で買付証明書を書きました。
現金で決済する条件で仲介さんに書類を渡します。
書類に金額を書いて渡すとき、超緊張していました。
現金を一括で220万円も使うし、いけると思っているけど初めて買う物件だし、買付出したくせに超不安でした(笑)
不動産について学び始めて4ヶ月で1軒目の戸建てゲット!
1週間後には仲介さんから連絡が来て
「買付通りました!決済日はいつにしますか?」
まさかの220万円で買付も通り、初の物件購入を達成!
嬉しさと不安が入り乱れて、とりあえず大家の会に購入できることを報告します。
買ってからが大家デビューまでのスタート地点。
これから再生して入居者を客付けしていくまでがゴールです。
不動産に興味を持ってから1軒目購入までのスピードは初心者の中ではかなり早い部類だったようです。
大きな買い物ですし、買えそうになって辞めてしまう人もザラにいるとか。
内見の回数も少なく僕はこの買えた物件の内見で3軒目。
振り返ると初回の内見の内容が濃く、先人の目線を養えていたことで自分でも判断ができたのが何よりデカかった!
(先輩大家さん、内見一緒に行こうと誘ってくれて本当にありがとうございました)
その後、物件は自分と内装の職人である親父と二人で修繕しました。
うちですごそう。
本業の合間にボロ物件の修繕。
梨の次はDIYだぜ。 pic.twitter.com/o7PprnKQxq
— 斉藤紹太🍐梨売る大家なマーケター (@sho_rinrin) April 24, 2020
できてる人達がいる環境へ身を置くことでエスケープできる
ネットだろうが、リアルだろうが、すでにできている人達がいる環境に飛び込むことはやはり大事だと思った瞬間です。
大家の会という環境に飛び込んで、行動のスピード感を養えたこと。
先輩大家さんと一緒に内見する経験ができて目線を理解できたこと。
この2点がとにかく大きかった。
物件問い合わせのスピードも当たり前の基準になったし、内見する箇所もわかっていたので迷わずに判断もできます。
これが何よりの自信になりましたね。
多分、知識や経験がない状態だったら怖くて見送っていたと思います。
数百万使うわけですから。
戸建て1戸なのでまだまだ小規模ですが、ゼロからイチを突破できたことで見える世界が変わりました。
仮に200万使っても、それ以上になるならば買った方が良いということを体感できているのと口だけでは全然違います。
どんなジャンルや業界だとしても初心者なら学びに投資して環境を整えることが重要です。
明らかに早いスピード感で成長することができるので。
特にネットなんかは数万、数十万レベルで学べるんだからさっさと学んでしまった方が良いです。
何ヶ月も悩んでいることが、先駆者に聞けば秒で解決することはザラにあります。
僕も教える側としてその場面になることは多いですが、不動産の業界でも全く同じでした。
そして、学びの環境に投資する人は少数派です。
環境を変えて行動できている時点でアドバンテージなので、この記事を読んでいるあなたもぜひ学べる環境へ投資することをオススメします。
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