ブログの記事削除・整理をし始める基準とタイミング
ブログの記事も多くなってきた際には、メンテナンスをしていく必要があります。
取り扱う内容によっては時間経過と共に情報が古くなったり、競合と比較するとしょぼい記事になってしまうからです。
そのような場合、記事をリライトするか、削除するかの2つの選択肢があります。
今回は主に記事の削除する基準や条件について解説していきます。
ブログの記事削除・整理をし始める基準とタイミングの動画講義
0:16 この動画でわかること
1:12 競合分析の2つの切り口
3:08 サイト単位の評価・分析
10:43 サイト単位の分析目的
12:50 記事単位での評価・分析
18:18 記事単位からサイト単位へ
21:59 ライバルサイト分析ツール
記事の削除を検討すべきタイミング
記事を削除するタイミングは運営方針によって変わります。
特化型ブログで少ない記事数で構成されているものは削除ではなくリライトのみの対応のものもあるからです。
今回は僕が設定しているタイミングをタイプ別に紹介していきます。
ごちゃまぜブログ・雑記ブログ:目安250~300記事
300記事に到達段階で過去記事の削除は要検討です。
ブログを長く運営していると、必然的に記事数は多くなってきます。
ある程度まとまった記事数として、250~300記事あたりで一度既存記事の削除を検討する必要があります。
理由としては、アクセスを集めていない記事がいくつもあることで、
Googleから低品質なコンテンツであると判断されてブログ全体の評価が下がることがあるからです。
人間の身体で例えるならば、余計な贅肉を削ぎ落としていくイメージですね。
人間も痩せて必要な筋肉をつけて、適度に脂肪があることで健康的な印象になって他者から再評価されることがありますよね。
ブログも同じように必要ない記事をカットすると再評価されて順位があがり、PVや収益性も改善されます。
ブログも肥大化してしまうと過去記事が足を引っ張ってしまうこともあるので、定期的にメンテナンスを行っていくようにしましょう。
特化型ブログ:30~100記事ごと
特化型ブログの場合、絞っているジャンルによって数字は大きく変わります。
どんな記事を執筆するかの計画が立てられているならば、最初から「30記事到達段階でメンテナンスを実施する」など数字ベースで設定してしまうのも一つです。
僕が運営する特化型ブログでも、幅広いキーワードを拾っていく大型の特化型ブログの場合は100記事更新の段階でデータを確認してメンテナンスを実施しています。
ただ、特化型ブログについては事前に計画を立てていることから、削除よりはリライトによるメンテナンス頻度が高いです。
どんな記事を削除すべきかの基準
記事を削除するかどうかの基準は3つほど設定しています。
・検索順位がついていない=アクセスもほぼない
・客観的に見て記事の質が低いと感じる
上記の全てはもちろんですが、1つでも当てはまるようであれば削除を検討していきます。
キーワードでの検索の寿命のピークが過ぎている
キーワードによっては、今後ほぼ検索されることがないものもあります。
過去のイベントであったり、1度しかないことなど特定的なタイミングでのみ検索される記事がそれに当たります。
例えば、「平成 次の元号」などのようなキーワードはキャプチャ通りで「元号が変わる前」には検索されますが、元号が決まってしまえばほぼ検索されることはありません。
そのような一時的な需要しかないことから、今後のアクセスが見込めない場合は削除してしまいましょう。
直近のデータなども見た上で、寿命のピークからずっとアクセスがないようであれば削除してください。
検索順位がついていない=アクセスもほぼない
競合が出てきたことで順位が下がってしまっている場合には、リライトをして記事のブラッシュアップをするなどの対応をします。
しかし、3ヶ月以上経っていて上位に上がってこない場合には、削除の対象として考えていくべきです。
アナリティクスなどでPVを見て全くアクセスもないようであれば、削除してしまいましょう。
順位そのものがついていない場合は即削除対象にします。
今の自分が見て記事の質が低いと感じる
これは主観になるのですが、以前自分が書いた記事を見て質が低いと思う場合は
いっその事削除してしまって新しく記事を書くようにしましょう。
1~2ヶ月ブログの記事執筆をちゃんと継続していたら、確実に前よりは成長しているはずです。
いざ古い記事を見てみると、文字装飾がなかったり、言葉選びが分かりづらかったり、内容が薄かったり、思うことが多々ありませんか?
読んでいて恥ずかしくなるような場合は成長している証拠です。
古いままでもアクセスが来ているならリライトでさらに改善し、独りよがりな記事でアクセスがないものなら削除してしまいましょう。
記事の削除をすることによるメリット・事例
クライアントさんでごちゃまぜ・雑記ブログを複数年に渡って運営されている方では、トレンドメインで総記事数1500記事を超えているの事例です。
競合も少ないキーワードでも明らかに上位表示がされづらく、アクセスもピーク時から下がってしまい大きく一向に増えない状況が続いていました。
取り扱う記事もトレンドメインで一過性のものが多かったため、過去記事でアクセスを集め続けるものは極わずか。
そのため、上記で紹介してきた条件・基準をもとに記事削除を実施しました。
1000記事ほど削除をしましたが、1ヶ月ほどでPVはデイリー3000から5000ほどまで回復。
新規記事投稿でもインデックスされづらい状況も改善されました。
記事投稿数だけを行っていく、記事数思考になってしまっているならば、
一度メンテンナンスすることも視野に入れたほうが良いです。
記事削除のメンテナンスのポイント
記事削除のタイミングの目安として、
・雑記・ごちゃまぜブログなら250~300記事
・特化型ブログならば30~100記事
とし、
削除する記事の基準・条件は
・キーワードでの検索の寿命のピークが過ぎている
・検索順位がついていない=アクセスもほぼない
・客観的に見て記事の質が低いと感じる
は、削除対象として対応していくようにしましょう。
ブログ運営はつい新規記事投稿だけを重視してしまいがちなので、
メンテナンスが売上向上や改善に繋がることを頭に入れておきましょう。
実際に数字やデータとして、改善を体験できると考え方が変わるので
メンテナンスする目安や時期を決めて取り組んでみてください。